厨房屋のオヤジは話好き・・

地元はもとより全国の飲食店様とのあれやこれやの徒然草ですが、今年で74歳になりまして家族中に年寄り扱いされてます・・

終活の手伝いは結構です

過日の事ですが、玄関の中に沢山の


パッキングケースやビニール袋が有りました。



何も気にはしなかったのですが、透明袋の物に


気が付いて中を見ますとコートやセーターに



長袖、半袖のシャツ、ズボンなどが入っており


箱の中には靴まで有りますのでカミさんに


「あれはみんなワシの物やけどどうするの?」




カミさん曰く


「終活、終活と頑張ってるみたいやから処分を
手伝ってるの・・ 前に言ったように2年も着る
事が無かった物は処分するよと聞いたらアンタは
ええよと返事してたよ・・」



上等の物は持ってませんが、自分で買うものは


自分の感覚の物ばかりで、年甲斐も無く真っ赤な



アロハや白黒のコンビシューズまで処分では


堪りませんから



「何も捨てんでくれ!」


「こんなん何時着るの!歳を考えて!」



「所帯を持って46年も経ってもワシが正真
正銘のミーハーだとまだ気が付かんのか」




「薄々は気がついてるけど、ミーハーでは無く
アンタはただのトッチャン坊やなんやで・・」




「これから一回も履かない物でも着ない物でも
棺桶の中に愛狗の写真と一緒に入れてくれ・・
向こうで着るから」




「わかった、わかった・・ でももうちょっとアンタ
が痩せんと狭いお棺から溢れてしまって入り
きらんから頑張って歩いて昔の様に渋い
スタイルになってみて・・」



「ようし!今日から粋なストローハットにレイバンの
鼈甲グラスで、インディアンモカシンに短パンを
はいて町内を何周も歩くぞゥ~」




「それでマスクもしてたら可笑しな人よ、
何も捨てずにおくからそれだけは止めて!」




これから暑くなりますある日の出来事です・・













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