厨房屋のオヤジは話好き・・

地元はもとより全国の飲食店様とのあれやこれやの徒然草ですが、今年で74歳になりまして家族中に年寄り扱いされてます・・

愛犬の墓参り・・

昨日は福井県は嶺北の金津町まで


愛犬の墓参りに行って参りました。



親の墓参りにも行かない白髪頭のオヤジは


猟場で亡くした愛犬の元に、まだ一人で


運転して行ける歳の間に頑張って参るのです・・



都都逸で


(人に言えない縁ある方の、春の彼岸の墓参り)



この様な色っぽい話では有りませんが、オールド


ハンターにはそれ以上の大事な墓参りです。



場所は福井の丸岡城の辺りですが、ほぼ


芦原温泉の近くです。



本来の正統な狩猟家は狩猟犬を家族以上に


大事にしますが本犬は猟犬のわりに長生き


してくれまして、猟場で亡くした時は11歳でした



通常は猟犬は使役犬として愛玩犬の様な暮らし


で無く、猟場をハードに狩りますから寿命も短く



7~8歳で亡くなりますが、ジップと言う呼び名の


英国ポインターの牡は大柄で体力が有ったので


11歳まで頑張りました・・







通常は8歳くらいになりますとリタイアさせて




猟場には連れては行きません。



でも夜中の出発で若犬を車に乗せた時点で


自分も連れて行けと大騒ぎです。



街中の暮らしですから朝の4時頃からうるさく


させる訳にも行かず連れて参りました。



「畳の上で死ぬのが幸せか?猟場で死ぬのが
猟犬として本望か?一体お前はどっちなんだ?」



よく考えましたが、猟場で放犬されて嬉しそうに


狩る姿を見ますと悩まずにおこうと決めました。



ハンターも狗も猟に対する執念は同じです。


全力疾走の途中で心臓が停まった様でした・・



ジップを埋めてやりました場所はバイパスが


通り、景色が一変しましたが、昔はよく共に


風を切って歩き、雉を狩った良い猟場でした・・



コロンと石を置いただけのお墓ですが、何時も


ドッグフードを置き、拙い短歌をしたためた


短冊を置いて帰って来るのです・・



「そのかみに思い出有りき北陸の
金津歩みて花いちもんめ」



往復で7時間のドライブですが、家族には


「今もジップがあの世で静かに待っているから
自分が死んだらこの場所に散骨して欲しい・・」




と頼んでおります白髪頭の厨房屋の


オヤジなのです・・











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